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ラビシャンカールの死

インドのシタール奏者ラビシャンカールが12月11日亡くなったそうです。
享年92歳。ラビシャンカールと言えばビートルズの音楽やクラシック界にも
多大な影響を与えた奏者ですが、このニュースを聞いて思い出したことがありました。

実は、私が今まで聴いた演奏会の中で
このラビシャンカールの演奏会は恐らく最も印象に残った演奏会の一つであったと思います。
そのコンサートはずいぶん古い話ですが、(汗)
スペイン留学中、1976年イタリアのガルニアーノでオスカー・ギリアの
マスタークラスを受講した帰り、ベネチアに寄った時でした。
時は9月中旬頃で「ベネチア音楽週間」の真最中でした。
もう忘れてしまいましたが、多くの世界的な演奏家が毎日コンサートを行っていました。
たしか私はピアノのM.ポリーニの演奏会を聴きたくてチケットを買いに行きましたがもう、
売り切れ。それで、何か聴けるコンサートを、と探したところ、
たまたま?このシタール奏者ラビシャンカールの演奏会のチケットが
残っていたのでこのチケットを買ったのでした。

ravi-shankar.jpg
このチケットを見ると会場はCAMPO S.ANGELO 9月22日 21:00開演
3.000リラはその当時で1500円、右側がチケットですね。

コンサート会場はベネチアでも大きな広場CAMPO SAN ANGELOでの野外コンサートでした。
近くまで来ると何か多くの人々が大声を出して騒いでいるではありませんか。
さらに建物の壁にスプレー?か何かで落書きをしているし、尋常ではない様子。
暴動の中心はあの当時言われていた多くのヒッピー族(古い!)、
マリファナを吸っている若者もいて何をされるかいや怖かった・・・。

周りの人から聞くと「なぜ公共の広場を有料のコンサート会場として
チケット購入者以外を立入禁止にするのか!」と暴動を起こしたらしいのです。ハアー・・・?
結局広場は一般開放されてしまい演奏会が始まり、
私は3000リラで買ったチケットは必要なくなり、
そのまま持って帰ってくる羽目になったわけです。

campo san angelo venezia
会場となっていたCAMPO SAN ANGELO

その暴動がある程度収まるまで結構時間はかかったように思います。
結局、私は広場の片隅で暴動を起こした旅行者(ヒッピー?)達のなかで
恐ろしい思いをしながら(冷汗)
立見で演奏会を楽しんだわけです?

ラビシャンカールの演奏はそんな訳で、よく聞き取れなかったのですが、
東洋的な不思議なインド音楽、何かジャズ的な印象も有りました。

他、2人の奏者が壇上で演奏していましたが、曲が終わるたび、そのメンバーの楽器
(やはりシタールという楽器なのかな?)をラビシャンカール自ら調律して手渡すので、
調律の時間のかかる事,(野外のせいもあったのかな)、演奏時間と同じ位かな?

これは調律の長さで有名なオスカー・ギリア以上でした(笑)
でも、今考えるとあの当時のヒッピー(英語を話していたので)
とラビシャンカールの音楽が何らかの共通性があったのかなー・・・?

しばらくこのチケットを懐かしく眺めてしまいました。
出来れば身の危険を感じない日本のコンサートホールでじっくりもう一度
聴いてみたかったですね。

ともあれ不世出の大シタール奏者ラビシャンカールのご冥福を心から
お祈りいたします。合掌


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テーマ : 雑記
ジャンル : 日記

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渡辺隆

Author:渡辺隆
福島県郡山市に住むクラシカルギタリスト。ギター教授。ギター演奏グループ「ギタリスタス“あだたら”」主宰

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