第29回くるめギターアンサンブル定期演奏会

第29回くるめギターアンサンブル定期演奏会が行われます。
会場:郡山市公会堂 /11月22日(日)13時30分開演
1部:全員
Let It Go~ありのままで~
Stand By Me
6つの九州地方の子守歌
第2部は有志による小アンサンブル編成
黒猫のタンゴ
からたちの花
オブリビオン
アディオス・ノニーノ他が演奏されます
中間にはお客様と一緒に歌うコーナーもあります。
第3部:全員
ヴィヴァルディのチェロとファゴットのための協奏曲から
ⅠⅢ楽章が演奏されます。
そして最後には
加古隆がNHKスペシャル「映像の世紀」のテーマ音楽として作曲された
「パリは燃えているか」が演奏されます。
・・・
ご存じのように11月13日フランスのパリでIsによる同時多発テロという悲惨な
出来事があり、120人を超える犠牲者が出てしまいました。
誠に痛ましく心より哀悼意を表したいと思います。
このタイミングでこの曲の演奏するという事には
複雑な思いもありますが・・やはり演奏すべきだと思っています。
作曲者の加古隆氏はこの曲の作曲にあたり次のような言葉を残しています。
「このドキュメント(映像の世紀)は過去100年という大きな歴史のうねり
~スケール感~そして、戦争という愚かな行為を繰り返す人間それがテーマです」
フランスは早速報復としてIsへの空爆を始めました、やられたらやり返す
何の解決にもならない、この愚かな行為をまた繰り返す人間・・
「パリは燃えているか」は1966年アメリカとフランスの合作で作られた映画ですが1944年8月25日、アメリカ軍の援護を受けて、フランスの首都パリの解放に至るまでを描いた作品です。連合軍のパリへの進出により、ドイツ軍が劣勢に立たされ、降伏を余儀なくされます。そのドイツ軍に対しヒットラーは降参する前に「パリを破壊しろ」とドイツ軍の総司令官コルテッツ将軍へ命令します。その後側近に「Brennt Paris?」(パリは燃えているのか?)と聞きます。しかし将軍は命令に従わず連合軍に無条件降伏し、パリを破壊から守った。という内容ですね。実際は破壊するだけの武器、弾薬がなかったといわれていますが・・。
加古隆は最後にこうも言っています
「運命に翻弄されながら悲惨な戦争を繰り返す人間、
愚かではあるがはかけがえのないもの・・」
この言葉をキーワードに「パリは燃えているか」を
演奏してみたいと思います。
決して望みは捨てては行けないもの、
人間の未来に望みを託すという事でしょうか。
時間のある方はぜひコンサートを聴きに来てください。
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